本人確認では運転免許証や健康保険証、住民基本台帳カードなどのなどの公的な身分証明書を提出することが必要となります。
「なぜAmazonギフト券の買取では身分証明書を提出しなければならないの?」
「身分証明書なしでAmazonギフト券を買取してくれるサイトはある?」
本人確認を求められると、このような疑問を持つ人もいるはずです。こちらの記事では、
上記内容をメインに、Amazonギフト券と本人確認について詳しく解説していきます。
amazonギフト券の買取には本人確認が必須な理由
Amazonギフト券買取の際には、身分証明書の提示により本人確認を必須としている買取業者がほとんどです。
なぜ本人確認をしなければならないのか?その理由について、以下にまとめました。
古物商として法律に従っている
Amazonギフト券を買取している業者の多くは、公安委員会から古物商としての認可を取得して営業しています。
古物商として営業している買取業者は、古物営業法という法律を遵守する必要があります。古物営業法では、1万円以上の買取を行う際には身分証明書を提出することを義務付けています。
古物商として営業しているにもかかわらず、身分証明書による本人確認をせずに1万円以上の取引を行うと、違法行為となります。
このような理由から、古物商として認可を受けている買取業者でAmazonギフト券を買取してもらう際には、少なくとも初回は必ず身分証明書の提示を行う必要があるのです。
ネット型の買取業者でも、古物商として認可を取得している業者なら実店舗と同様に安全な取引を行うことができます。
不正利用を防ぐため
Amazonギフト券は、残念ながら詐欺行為に使われることも多いです。不正な手段で入手したAmazonギフト券を、買取業者を利用して換金するという事例もあります。
不正利用をする悪質なグループや人物は、偽名を使ったりなりすましをする手口を使うので、犯罪者に利用されることのないように身分証明書による氏名や生年月日、住所などの確認を行う必要があります。
確認を行わずに取引を行ってしまうと、古物商つまり買取業者側が古物営業法違反として罰せられる可能性があります。
Amazonギフト券の不正利用を未然に防ぎ、万が一盗品などを買取してしまった場合でも、本人確認を行っていれば警察に通報することができ、それ以上悪質な犯罪行為が増えることを防ぐことができます。
未成年者ではないことを確認するため
リサイクルショップなど実店舗での買取の際には、未成年者が買取を希望する場合は保護者の同意が必要となります。
ネット型のギフト券買取業者では、未成年者の利用を不可としています。とはいえ、年齢を偽ってギフト券の買取をしてもらおうと考える人もいるかもしれません。
そのため、公的な身分証明書で氏名・現住所とともに生年月日を確認することで未成年者ではないということを厳重に確認しているのです。
振込先の口座名義と一致することを確認するため
Amazonギフト券の買取時には、申込者と振込先の金融機関の口座の名義が一致しなければ、申し込みをすることができません。
他人の名前を使って申し込みをして、買取代金を自分の口座に振り込んでもらったり、逆に自分で申し込みをして他人名義の口座に振り込みをしてもらうことはできません。
amazonギフト券買取時に必要な本人確認書類
Amazonギフト券の買取時に必要な本人確認書類について、説明します。
Amazonギフト券買取時に有効な本人確認書類には、主に下記のものがあります。
- 運転免許証
- 住民基本台帳カード
- マイナンバーカード
- パスポート
- 健康保険証(裏面に住所記載があるもの)
など
本人確認書類として使用することができる身分証明書は、買取業者によっても異なりますが、公的な顔写真付きの身分証明書(運転免許証など)であれば、どの業者でも対象となることがほとんどです。
無店舗型のネット型買取業者を利用する場合は、WEB申し込みフォームに必要事項の入力をし、本人確認書類の画像(スマホで撮影すればOK)をアップロードして送信する形となります。
使用する本人確認書類によって、撮影しなければならない部分(表面・裏面など)の指定があるので、サイトの説明をよく確認しましょう。
※健康保険証を本人確認で使用する場合には、下記の情報を隠して提出する必要があります。
- 保険者番号
- 被保険者等記号・番号・枝番
- QRコード
該当する部分を、透けない付箋やテープを貼って隠して撮影しますが、氏名など必要な部分まで隠れてしまうと本人確認を行うことができないので、注意しましょう。
必要な部分が写っていなかったり、画像がぼやけて不鮮明になっていたりすると向こうとなり、再度提出が必要となるので注意しましょう。
上記の身分証明書を持っていない場合でも、買取業者によっては公共料金の請求書・領収書や住民票のコピーなど、現住所と氏名が確認できる指定の書類を複数用意すれば、対応可能な業者もあります。
いずれの身分証明書も現住所が確認できることが条件となるので、もし引越しなどでまだ住所変更をしていない場合など、記載の住所と現住所が異なる場合は、本人確認書類として使用することができません。
もし、本人確認書類に関して困っていることや疑問なことがあれば、問い合わせをして確認してください。
現金化業者による本人確認は、身分証明書を専用フォームでアップロードするだけではなく電話連絡による確認が行われることもあります。
amazonギフト券買取の際に「身分証なし」というサイトは危険
Amazonギフト券買取サイトの中に、まれに「身分証明書の提出不要」「本人確認なし」というサイトを見つけることがあるかもしれません。しかし、そのようなサイトは危険なので避ける必要があります。
身分証明書の必要がない、本人確認を行わないというサイトは、古物営業法に違反している、違法行為をする危険なサイトであると判断することができます。
本人確認は不正利用を防ぐ目的で行われるので、身分証明書の提示が不要だということは、悪質な利用者も申し込みできるということになり危険です。
なりすましや不正ログインを防ぐ方法としてSMS認証がありますが、身分証明書の提出による本人確認と異なる点は、不正に入手したギフト券の買取を防ぐことができないという点が挙げられます。
万が一、盗品など不正なAmazonギフト券を現金化したことが発覚した場合、氏名や住所などがわからない場合には警察に通報して対処してもらうことができません。
また、SMS認証のみでは古物営業法で義務付けられている本人確認にあたらないので、買取業者側も違法行為の罪に問われてしまいます。
2回目以降の利用時には本人確認・身分証なしのサイトも多い
Amazonギフト券買取の際には、初めて利用するサイトでは本人確認のために身分証明書の提示を必須とすることがほとんどですが、「2回目以降の利用の際には本人確認は不要」というサイトが多いです。
初回利用時に、本人確認をしないという買取サイトは避けることをおすすめしますが、初回は本人確認が必須で2回目以降の身分証明書の提示が不要であるというサイトは、危険というわけではありません。
通常は、2回目以降の利用時は本人確認・身分証明書の提示が不要なサイトであっても、高額の買取の場合には身分証明書の提出を求められるケースもあります。
Amazonギフト券の買取の際には、いつでも身分証明書を提出できるように用意しておきましょう。
アマギフ買取時の本人確認から現金化までの流れ
Amazonギフト券買取の際の、本人確認から現金化までの流れをSTEPに分けて説明します。
初回の買取時には本人確認が必須なので、申し込み前に身分証明書を手元に用意しておきましょう。各サイトに有効となる本人確認書類の種類が記載されているので、該当するものを使用します。
自分の使いたい種類の身分証明書が使用できるかなど不明な点がある場合は問い合わせをして確認しましょう。
ネット型の買取業者を利用する場合、WEB申し込み専用フォームで身分証明書の画像をアップロードする必要があります。
身分証明書の画像をスマホで撮影してアップロードします。使用する身分証の種類によって、表面・裏面など撮影しなければならない部分の指定があったり、セルフィー画像(自分が身分証明書を手に持って撮影する)が必要になることがあります。
申し込みフォームにスマホで撮影した身分証明書の画像をアップロードして、その他の必要事項にも誤りがないかを確認したら送信します。
本人確認で問題がなければ、担当者から買取金額などの説明をされてからAmazonギフト券の買取に進みます。買取手続きに進む前の段階であれば、申し込みをしてからでもキャンセルをすることは可能です。
買取手続きに入ってからのキャンセルは基本的にできないので、買取金額などの説明に納得した上で取引を進めましょう。
申し込みをする時間帯や時期によっては混雑状況などで買取に時間がかかることもあります。
買取が完了すると、申し込み時に指定した金融機関に買取代金が振り込まれます。サイトによっては振込手数料がかかることもあり、その場合は手数料を差し引いた金額が振り込まれます。
振込先の金融機関によっては、平日の15時以降や土日祝日の振り込みは翌営業日にならないと口座に反映されない場合もあります。
振込が反映されるタイミングについては各金融機関に確認し、なるべく時間に余裕を持って申し込みをするようにしてください。
Amazonギフト券買取の本人確認まとめ
2回目以降は不要とする買取サイトも多いですが、初めて利用するサイトでは必ず提出しなければならないと考えておいた方が良いでしょう。
ネット上の顔の見えない取引のため、身分証明書の画像で個人情報を提供することに不安を感じる人もいますし、急ぎで買取を希望している場合には面倒だと感じてしまう人もいるでしょう。
しかし、買取時の本人確認は古物営業法という法律で義務付けられているため、本人確認を必須としているサイトはむしろ信頼性が高いと判断することができます。
本人確認はギフト券の不正利用を防ぐ目的もあり、安全なサービスを提供するために不可欠でもあります。
逆に、初回から本人確認や身分証明書の提示なしで取引を行う買取サイトは危険なので利用することを避けてください。